「お役に立ちたい...」「今の自分にできること...」その思い
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状況は変わる...変化していく...と実感しながら過ごしています。
今の状況に向き合い...今できることを楽しむ...そうしていますと今のありのままの母との生活の中で発見や感動がいくつもあるのです。
昨日も母の歯磨きを終え，部屋に移動しようと母の身体を私が支えながら「お部屋に行こうね...」と声をかけたのです。
母が自分で前進するのを待っていますと，サーカスをしているような態勢になり片足で何かをしようとしているのです（苦笑）。
足元のマットが微妙にゆがんでいるのです。以前からゆがむと前かがみになりよく整えていました。しゃがみこみ糸くずを拾ったり・・・
今はしゃがむと自分で立ち上がることができなくなったことを認識したようです。
前かがみになると転倒してしまうので私が後ろで支えているのです...
それでも微妙にゆがんがマ
ットを整えたい様子...
片足を床に置き，サーカスをしているかのような真剣な目で両手をひろげて少しのマットのゆがみを真っ直ぐにしているのです。
「見た物で頭が働いている♪」と，今は嬉しくなるのです。
手を洗った後も，タオルの四隅をきちんと合わせる母...待つ身の私としては「もう...いいのでは...」と時間が気になり...思うこともあるのですが，頭が働かない時はいつもの母のように動けなくなり「ボッーーー」と手をタオルに伸ばすこともしなくなるのです...
そんな状況を経験しますと，たとえ時間がかかっても母らしいこと...「お役に立ちたい...」「今の自分にできること...それを行いたい」その思いがあるので体中に痛みがあるなか動けていることがわかるので，そんなことで感動するのです。
兄と，母は本当によく似ています・・・。
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