本人の意欲と前向きに考え工夫する習慣があってこそと思います
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2014年4月10日
ご連絡どうもありがとうございます。
本日も元気にラシーマで仕事に励む兄(島袋勉)です。
兄の事故直後の様子からしますと,妹の私もここまで活動的な生活を続けることができるとは思いもしていませんでした。
本人の意欲と,前向きに考え工夫する良い習慣があってこそと思います。
2001年4月10日アメリカより帰国し成田空港に到着後千葉県船橋での事故でしたので,船橋市立医療センターに搬送され緊急手術を受け,その後は病院内で義足を作る義肢科と義肢装具室がある長野県県立リハビリセンターへ転院して歩行訓練。その後再手術のために所沢の国立障害者リハビリテーションへ転院して,両足の切断部の骨の角を義足が装着できる状態へ再手術でした。
結局,2001年4月10日の事故後20カ月の入院となり,ラシーマの倒産の知らせを受け急遽退院を希
望し2002年12月12日に国立障害者リハビリテーションセンターから退院後,直行で羽田空港へ向かい那覇空港へ。兄にとって20カ月の入院はとても長く思え「仕事に早くもどりたい」その一心のようでした。
自分で仕事を始めたのですから,経営者の責任感からだと思います。
あの時の20カ月の入院生活の中で,兄は多くの義足を装着されている患者さんに病院内でお会いでき義足の問題点や不満やトラブルの状態を実際に
見聞きすることができたのです。
それは義足を装着されている方が経験している困っていることをよく観察する機会になりました。
多くの患者さんから生活にともなう問題点を知ると,自分の身体の変化を医療機関や他の専門家に任せたりするのではなく,自分で考え対策や身体つくりから取り組んでいました。
まず食べ物からデータをとり,たんぱく質の摂取に励んだり...仕事に戻って義足が装着できない状態になることがないようにいろいろな挑戦をしていました(笑)。
私も兄の事故当時は長野市在住でしたので,兄が長野の病院に入院中はほとんど毎日病院へ行く事ができたのです。それで,義足が出来ることをとても楽しみにしていた兄が最初に義足を装着した日のショックを受けた様子がわかるので,ある意味で感情移入が少しできたのだと思います。
人は自分の身にいつ何が生じるか本当にわかりませんので,大きな問題や直面する前に積極的な考
え方を習慣にすることはとても重要だと思います。
「喜びに満ちた心は治療薬によく効き」との言葉は真実です。
喜びや感謝する理由に気が付き小さな成長や変化を「喜ぶ心」が心身に治療薬として効果が出るは確かだと実感しております。
お役にたてて何よりです。(両足義足の重心移動に関しては以前に書いたので参考になれば)
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